3/28に最終回を迎えたアニメ「けものフレンズ」
今回はまとめとして、「けもフレ」の人気をかなーりネガティブにを分析してみます。
というか、これから悪口を書きます 


「わかりやすさ」「たのしさ」を前面に打ち出した「けものフレンズ」
この人気は、現在のアニメ業界のおかれる状況の合わせ鏡となっています。

難解化したアニメ作品に対し、視聴者の潜在的な「アニメ疲れ」が表面化した、業界のターニングポイントといえる2017年冬アニメ。

私たちが1本のアニメを観てどう動き、何を感じるか。

・複雑なストーリーと設定、用語を逐一チェックする
・目まぐるしく動くアクションを把握する
・キャラが死ぬ鬱展開
・Twitter、配信実況をする
・毎週登場する新キャラクターのCVをチェックして、他の出演作を調べる
・スピンオフや前日譚、原作、ゲームを把握する
・上映イベントやコンサート、展示会をチェックして足を運ぶ
・毎週変わるOP、EDを前回と比べる
・作画ミスをチェックする
・オマージュの元ネタの答え合わせをする
・物語の舞台や背景を現実と照らし合わせて聖地巡礼する
・グッズを買う。コラボキャンペーンを追いかける
・TVの総集編映画を観に行く
・制作が間に合わない特番にゲンナリする

etc...

ファンを自称するには、1クール3ヶ月(もしくは6ヶ月)の間に、これだけの”作業”が要されます。しかも複数作品を追いかけるとなると、パンクすること不可避です。

これを補助する役割として「アニメまとめサイト」が存在しており、功罪あるのですが、これまではある程度うまく回っていたように感じます。ただ、あまりに情報量が多すぎ、「まとめサイトありき」「ネットで受けるネタありき」で作品が作られ始めた時に、これが瓦解しました。制作陣が「視聴者」を鑑みなくなった。


視聴者として他作品を貶めて特定の作品を称えるをいう評価方法はナンセンスですが、制作側は、今回の減少にあらためて業界の構造を見直したほうがよいかとおもいます

以上!